台湾茶の茶酒の作り方”みちのく竹里館 HOME




みちのく竹里館
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みちのく竹里館


二種類共35度茶酒
茶葉は木棚鉄観音茶
ラプサンス−チョン
(8310)紅茶の茶酒

台湾の有機栽培茶畑

茶葉エキスを酒の中に抽出して、酒の味はもとより茶葉の味と香りを楽しむ茶酒の作り方については、ベースに使用する酒の選定のために数ヶ月テストを繰り返し、やっと35度のブランデーが各種の焼酎に勝ると言う結論に達しました。茶葉の発酵度や使用する酒のアルコール度数により茶葉エキスの抽出量が異なりますので、安定した茶酒を作るための変動要因を把握した上で管理項目を一つに絞る事が肝要です。茶酒作りの変動要因としては酒の度数、茶葉の種類、茶葉量、茶葉と酒を瓶詰めした後の保存温度と保存日数があげられます。

例えば酒の度数を高くし、茶葉量を多くすると保存日数が短縮されます。ここでは茶葉の種類別保存日数を管理項目とする事で作る方法を決めました。自分好みの茶葉を用いて2〜3度テストしてみて下さい。ブランデーの味に茶葉固有の香りと味が付いた茶酒に癒される事と思います。台湾で見た茶酒は透明でした、多分50度位の高粱酒をベースにして作った茶酒と判断して来ました。
茶酒の作り方
材料&容器
1 ブランデー 600cc
2 茶葉 12c
3 広口ガラス瓶 900cc〜1000cc
(注1
作り方
1 ガラス瓶を熱湯や焼酎で殺菌し、水分を拭き取りブランデーを600cc入れます。(注2)
2 茶葉を計量し、12g入れます。 (注3)
3 蓋を閉め摂氏4〜5度の冷蔵庫で7〜10日間保存します。
(蓋の内側にゴムリング付きの場合は、きつく締めないように注意して下さい。) (注4)
4 1回/2日程度瓶を動かし、内部のブランデーと茶葉を約30秒撹絆して下さい。
5 茶漉しとお茶フィルターを用いて瓶のブランデーを別の瓶(またはペットボトル)へ移します。(注5)
6 お好みにより原液、水割り、お湯割りで飲めます。
(通常は密封して冷蔵庫での保存を勧めます)(注6)
注1
ガラス瓶は回転式の蓋ではなく、上から押し付けるタイプの物を使用して下さい。回転式の蓋の場合、緩く締めても冷蔵庫から出して開ける時は数倍の力を必要とします
注2
瓶の中の空気が少ない分量で作る事を勧めます
注3
ブランデーの分量を変動させたい場合は、茶葉も同じ割合で変動させて下さい。
注4
茶葉は発酵度や工程の違いにより、茶葉エキスの抽出量が異なります。7日を過ぎましたら2日に一度味見を行い、香りと味の最適日数を出して下さい。二回目以降は条件が同じであれば、同じ保存期間にして下さい。紅茶は7日間保存、炭焙煎茶や鉄観音茶は8日間保存、凍頂烏龍茶等は9日程度の保存が適切と思います。但し、最近流行の蜜香紅茶は一般紅茶と同じ保存日数では甘すぎるため、1〜2日短縮で丁度良いと思います。
保存日数に関しては、ガラス瓶へ茶葉投入後4〜6時間摂氏20度位で常温保存を行い茶葉が8割程度開いてから冷蔵庫へ入れるようにして下さい。茶葉が開かない状態でガラス瓶を即冷蔵庫保存にしますと保存日数が1〜2日長<必要になります。ここで大事な事は周囲温度が20度ではなくブランデーの温度である事に注意して下さい。
注5
ブランデーの酸化を少なくするため手際良く行って下さい。
注6
水割りやお湯割りの場合は、出来れば硬度30度以下の軟水使用を勧めます。
ブランデーはS社より果実酒用(35度)として販売されております。25度、30度もテストしてみましたが、アルコール度数の高い方が茶葉エキスの抽出が良い結果を得ました。C社から販売されております「ブランデーベース リキュール)の果実酒用は甘口好みの方に最適です。
焼酎についてもメーカー別、アルコール度数別、甲類乙類別など数種類を検討しましたが、どうしてもブランデーの柔らかな味に比較し、硬さを感じました。ブランデーベースの茶酒は女性好みと思っております。
茶葉は発酵度の高い紅茶、東方美人茶を、炭焙烏龍茶、鉄観音茶等が適すると言われておりますが、茶葉の名前だけで判断する事は出来ません。やはり自分で試作を行い、自分で評価して決める事が大事です。最初に評価する茶葉をどれにするかは、一般論で言われている発酵度の高い茶葉から選べば無難と思います。当店扱いの茶葉では、三泰紅茶、ラプサンスーチョン紅茶(8310)凍頂烏龍茶、炭焙凍頂烏龍茶、木柵鉄観音茶などが適すると判断しております。



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